1年目から業務改善プロジェクトに参加し、現在では4つのプロジェクトを掛け持ちしている。倍速で成長を続ける彼女の原動力とは?
・グローバンネットに入社を決めた理由は何ですか?
一番の決め手は社長の玉置(現会長)との面接でした。最終面接で、私の良い点も悪い点も含めて、一人の人間として面談してくださっているなと感じたのです。他社ではたくさんいる就活生の中の一人としての面接でしたが、玉置は私という一人の人間を見てくれていました。この会社のこの社長のもとだったら、どんな事業や部署であっても働きたいと思えたのです。この人のもたらすものに関わりたいと。就活では規模の大小を問わずいろいろな業界を受けていましたし、もともと車には興味がなかったのですが、最終的には人で決めました。
・現在の業務内容を教えてください。
大きく言えば事務をやっています。メンテナンスの受付や領収がメインですね。
部署の他にも、4つのプロジェクトを掛け持ちしています。1つ目は、1年目の社員を対象とするフレッシャーズ研修の運営担当。2つ目は、同じく1年目の社員を対象とするメンター・メンティー制度(先輩が後輩をサポートする制度)の担当。3つ目は、RPA(業務自動化)プロジェクトのメンバー。4つ目は、社員総会の実行委員です。フレッシャーズ研修とメンター・メンティー制度では、若い社員を見ていく役割を持っています。
・入社3年目で新入社員の育成に関わって、気づいたことはありますか?
私は自分が1年目のときから、次に入社する人がどうやったら働きやすいかを考えながら働いていたのです。自分が実験台だと。近い距離だからこそ伝えられるものがあります。自分が経験したことを伝えていきたいと、そう思っています。
・1年目のときはどのような悩みを持っていましたか?
1年目はいい意味で何も知らないので、逆になんでもできるなと。違和感を感じることにアンテナを張っていました。それが3年目になると「仕方ないよね」という慣れの部分が出てくるのです。1年目のときは先輩との間に、その認識の違いがありましたね。違和感があっても、自分の意見を先輩へ通していいのか迷いましたが、できる限り伝えるようにしていました。伝えた時にもし先輩が動いてくださらないなら、さらに上の先輩や社長へ直接伝えていました。
「もっとこうした方がお客さまにとっていい」という、何もわからないからこその意見でした。そこが1年目の強みだと思います。グローバンネットは理屈が通っていれば意見が実現する会社なので、それがよかったですね。
・4つのプロジェクトを掛け持ちしてみて、いかがですか?
大変だった所もあります。いろんな経験を積みたいと自分から伝えていたので、上から声をかけていただきました。
フレッシャーズ研修は、1年目の自分の研修が終わって2年目から任せていただきました。研修での参加意欲や様子を見ていただいていたようですね。メンター・メンティー制度のメンバーになったのも2年目からです。
RPAプロジェクトは1年目から関わっています。もともとPCが苦手で、上司からも「苦手だよね」と言われていて。でも会長からはアイデアや発想力がいいと言われていたので、任命されました。PCは苦手でしたが、何をやりたいかの方が大事だと思いました。必要な技術は後からついてきますから。
RPAプロジェクトに入る前に思っていたことは、お客様の受付時の流れに無駄があるなと。お客様の受付をして整備士へ伝えるのですが、まずテンプレの用紙を印刷して、そこにお名前、車両ナンバーや日付を手書きで記入して、それをお客様に確認し、整備士へ渡していたのです。お名前や車両ナンバーは手書きでなく印刷で自動化できるのではないかと。それを印刷不要なところまで改善して、スプレッドシートを利用して手入力をなくす発案をしました。それが1年目の夏頃で、秋頃にRPAプロジェクトへ入りました。変えられる部分を、根本から変えていきたいです。
1年目から業務効率化の提案をして、実際にそれが変わったのはとてもいい経験でした。現場業務だけではつかない力が身につきましたね。決まったルールを守る側から、作る側へ行けるのは楽しいことです。自動化に成功したことはもちろん、プロジェクトを任せてもらったことそのものがいい経験でした。
・今後の目標を教えてください。
私は人を見る立場になりたいと思っています。サブリーダーやリーダーなど、店舗を経営する側に行きたいのです。
入社してGWまでは、そうではありませんでした。マルチプレーヤーとして、いろんな業務ができる人になりたいと思っていたのです。でもGWの後からは、経営ができる人になりたいと思うようになりました。
GWに会社の先輩と話したことがきっかけでしたね。先輩から、当時の店長はもともと車が好きではなかったと聞いたのです。私はその頃、自分が車が好きでもないのにそれを売る(⇒販売する)のは良くないことだと思っていました。「それならなぜ他の人がその立場に立たないんですか」と先輩に聞くと、「でも他に人がいないから」と。それなら私が売る(⇒販売する)し、人がいないなら私がやると、そこで思いました。会長がいなくなったら私が継ぐし、経営者になると、そこで決めたのです。
そこから意識が変わって、お客様のためだったら先輩後輩は関係ないと、意見も積極的に伝えるようになりました。当時は尖ってたねと言われます。今は丸くなったかな(笑)。周囲がそれを受け止めてくださっていたと、今では思います。今は反発心はありませんが、当時は燃えていましたね。でもその衝動からプロジェクトに関わって、結果としてよかったと思います。その衝動がなければ受け身で、やらされている感があったと思いますよ。様々なプロジェクトを掛け持ちしていても、やらされている感じがないのはこのためです。
・経営者になるという目標も生まれたのですね。
グループ会社ができたとき、経営を任せたいと思われる存在でいたいのです。役職につきたいというよりは、そのための力を持っていたい。いつでも準備が整っているという状態でいたい、そういう気持ちで日々仕事に取り組んでいます。
・グローバンネットはどんな会社ですか?
自分のやりたいことをやらせてくれる会社です。私自身、これだけのプロジェクトを任せてもらえて、経営者になりたいという夢も全力で応援していただいています。こんな会社はなかなかないと思いますよ。社員の仲も本当に良く、働いていて安心感があります。「会社は第二の家」とよく会長が話しますが、その通りですね。
ゆくゆくは経営者になり、人を育てたいという夢をいきいきと語る。加速度的に成長できる環境が、ここにはある。